今日の一枚。
ドイツ系コンテンポラリー・アートというより、
現代アート全般における重要人物の1人で
私の好きな写真家の1人でもある「アンドレアス・グルスキー」。
超客観的な、いわゆるタイポロジーという
写真手法で有名な、ベッヒャー派の代表的な存在。
(ただ私の場合、写真を人為的に加工する彼を
ベッヒャーさんは、どう思っているのか気になります)
写真家だけではなく、デザイナーやその他、色々なジャンルの
アーティスト、クリエイターに影響を与えてるのではないでしょうか?
これはバーゼルで行われている個展に合わせて出版されたもので
新作として「F1シリーズ」や「ピョンヤンシリーズ」、
この地方でも有名な「スーパーカミオカンデ」も収録されております。
カラフルでパノラミックな作品には、リアルと非現実が混在し、
被写体を構成する要素に曲線が存在せず、全てが平行に並ぶ、
消失点がない、異様なイメージ。
全体にも部分にも、あらゆる箇所にピントが合う
人が見えているようで、実は見えてない世界。
そして構成に順番がない、単一化された世界に見えますが、
私には、その反動からか、よりディテールが主張しているように思えるのです。
…この方の事を書くと、きりがないので、
(ブログのネタがなくなると大変なので)
「私の好きなひと」シリーズでも作って紹介したいぐらい。
相変わらずの独特な世界観で、おすすめです。
ちなみに、今年始め、サザビースで代表作「99-Cent」が
写真作品至上、最高額(約4億円)で落札されています。
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最近の急激な気温の変化と共に
グローブを新調しました。
その名も「Gloves(グローブス)」というブランド(まんま)。
最近、銀座にビル(タワー)を建てた、某メゾンブランドや
FR社に買収されそうになった、とあるセレクトショップなどの
OEMを手がける実力派ファクトリーのプライベートブランドです。
(私はファクトリーブランド好きです…)
デンツやメローラなどに比べると、レザーの質感やステッチの堅牢さ、
耐寒性など、多少の見劣りはしますが、
(名古屋の気候にはこれぐらいがちょうど良いかも)
なかなかのコストパフォーマンス。
グローブの買い替えや、セットアッパー的グローブの購入をお考えの方、
是非、自己責任でお試し下さい。