3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震、及び余震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。被災が拡大しないこと、一日も早い復旧を深くお祈り申し上げます。[弊社のサーバサービスに関しまして]
・3月14日現在、弊社のサーバサービスに一部、計画停電の影響があることが判明いたしました
対象となりますお客様には弊社の担当者より直接ご連絡を差し上げております。
・上記連絡が入っていらっしゃらないお客様にご提供のサーバサービスは影響なくご提供を継続できますのでご安心いただけますと幸いです
尚、今後の停電範囲の拡大等でサーバサービスの提供に影響が出る場合にはすぐにご連絡差し上げます。
(3/25追記)上記に関しまして、鉄道用変電所の関係で上記の件は計画停電対象外となり、計画停電の影響を受けなくなりました。ご心配をおかけいたしました。(桑原)
こんにちは、アーチエスの桑原でございます。
今日は、お手伝いさせていただいています名古屋で始まった新プロジェクトのご紹介です。
その名も、「コップなごや水基金」。
タレントでエシカル・ファッションの普及活動などに積極的に取り組まれている
原田さとみさんの音頭でスタートしたプロジェクトです。
その名前の通り、
コップ1杯の水への感謝の気持ちを、
寄付というカタチで皆さんから集め、キレイな水が保たれるように
河川上流域の森林保全等に役立てようというものです。
(特に、飲食店で無料提供される”コップ1杯の水”をきっかけにしています)
活動は、3月29日スタートですが、
先行的に名古屋市内のzetton全店からスタートします。
皆さんもぜひ店舗へ足を運んでみてください。
詳細は、弊社がウェブサイトを作りましたのでご覧下さい。
”コップなごや水基金”公式ウェブサイト(http://cupnagoya.org/)
(アーチエスがウェブサイトのデザイン&構築、更新までしています)
アーチエスでは、”コップなごや水基金”のIT関連(主にウェブサイト等)を
今後も全面的にサポートしていきます。
アーチエスの桑原でございます。
弊社は、昨年11月より試験的にサービスを行っておりました、
プロフェッショナルレシピレンタルサービスのレシピマルシェ
を2010年2月15日より、本格スタートいたしました。
(Food-Pro Netとの共同事業)
新聞、雑誌、フリーペーパー等のメディアをはじめ、
ネット上のコンテンツや企業の社内用の情報媒体等に掲載できるプロフェッショナルレシピを
格安でご提供しています。
広告代理店様やウェブ制作会社様、コンテンツを支えるフリーのクリエイター様やフリーライター様が
自由に気軽に手軽にご利用いただけます。
プロのフードクリエイターが作った、プロフェッショナルなレシピをレンタル・販売するレシピマルシェを
ぜひご利用ください。
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アーチエスは共同事業の展開を希望する企業を求めています。
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企業と企業がつながることで、
1社では難しいような新しいビジネスを展開できる可能性が高まると同時に、
リスクも分散されます。
・アイデアはあるけどノウハウがない企業様
→マーケティング・ブランディングでの継続ご支援を提供
・アイデア・企画はあるけど予算がないので実現できないと悩んでいる企業様
→初期費用を低額〜無料でウェブサイト、EC(ショッピングサイト)、ソフトウェア開発いたします
→費用は、共同展開するビジネスの将来見込みリターンからいただきます
弊社の力を使うことで、ビジネスの展開が楽になりそうな気がする方は
お気軽にご相談ください。
ウェブを軸にホームページ作成、システム構築を実現するアーチエス−ウェブサイト
アーチエスへのお問い合せ
アーチエスが開発した、エコアクションポイントシステムが
グリーンIT推進協議会が発刊する
「グリーンIT ハンドブック2009」 ベストプラクティス集に掲載されました。
本、エコアクションポイントシステムは
「エコモチ」という名称でフルハシ環境総合研究所と共同で展開しています。
また、企業別にカスタマイズし提供もしています。
カスタマイズ事例:
・東京のFM局 J-wave様 の事例
携帯型ウェブエコポイントシステム
今後も、エコモチの普及、さらにエコアクションポイントシステムの展開を
行うと同時に、
地球に優しいIT製品を開発していきます。
※グリーIT推進協議会
ベストプラクティス集(外部ウェブ)
本日、私の通勤用自転車のメーターが3000kmとなりました。
今の事務所に移っておよそ1年半での達成です。
ただ、その割にはメタボはどんどん進行しているような…
映画「モンテーニュ通りのカフェ」を観てきました。
http://www.montaignecafe-movie.jp/
軽やかな、いい映画でした。
何が軽やかと言えば
“時間の流れ"が軽やかで、
“会話"が軽やかで、
“展開"が軽やかで、
時にはギャルソンの格好で、
時にはGジャンとピンクのベストにデイバックを背負いながら、
登場人物と登場人物の「間」を、軽やかに歩く、
主役のジェシカ(セシール・ド・フランス)が
映画全体に軽快な「リズム」を作っていました。
さらにジェシカ以外の出演者も、とても魅力的で素晴らしかった。
私の(ちなみにヴェンダースもタランティーノもアニエスも)
ゴダール映画ベストワンである、『はなればなれに』に出演していた、
資産家(美術収集家)グランベール役のクロード・ブラッスールが、
分かり合えない息子に「愛人は財産目当てに違いない」と非難された時、
『年をとると、人は過ぎた日ではなく、残された日を思うのだ』と
素直に答えるシーンは、30の若造の生硬な心にも染み渡り、
※グランベールはガンに冒され、自分の人生の期限を知っています。
全編にちりばめられた、心が豊かになる台詞群は
出演者たちの内側を見事に、一瞬で観客に焼き付けます。
「夢をかなえた人」には、次(遠くにあるもの)の苦悩があり、
「夢をかえることができなかった人」もいとおしい存在なのです。
もう一つ、好きな台詞。(パンフの内容とダブって、何か、嫌ですが…)
携帯電話のコールにイラッとした彼(フレデリック)に、ジェシカが、
『人には2種類あるの。電話がかかってくると、"クソッ"と言う人。
そして"誰かしら?"と私のように心をときめかせる人』
こんな風に諭されたら、男なんてイチコロです。
私は君に、胸キュンです。
始まる前は、どうなってしまうのか…と
心配していた北京オリンピックも
始まってしまえば感動の連続です。本当に面白い。
北島康介選手、すごいですね。
200mは世界新記録でなかったものの、
2大会連続2冠というのは、並大抵の努力では実現できないと思います。
そして、
中学2年から指導をされている平井コーチが
「康介を指導して、
"もう一度、青春時代がきた感じ"で充実していた。幸せだった」と
おっしゃっていたそうです。
北島選手ではなく、"自分が幸せ"と感じ、
さらに、二人が共有していた時間を"青春だった"と
言葉を詰まらせながら話している平井さんが、
なんだか、とても羨ましく、さらに感動してしまいました。
「青春」という言葉には、
少し未熟で、若々しく、それでも一生懸命に生きている時間
というイメージが自分にはあります。
そうか。
上を目指している人は、いつでも自分が未熟と感じ
それでも何とかしようと、充実した時間を過ごす事で、
その過去を「青春だった」と振り返る事ができるんだ。
年齢なんて全く関係なさそうですね。
あーいーなー。青春って。
ほんとに。
—
今日の一枚。
『真夏に真冬の写真を整理する vol.2』
久しぶりにマンガを読みました。
それは、中・高生時代を舞台にした
淡く、甘酸っぱい、まさに「青春物語」で、
男の欲望を全て満たしてくれるヒロインたちと、出来事が
ドラマチック(すぎ)で、こちらが恥ずかしめを受ける所もたまにありますが、
それでも、自分の学生時代と微妙にシンクロする、
細やかな出来事が、エモーショナルな共感を与えてくれて、
寝ようと思っていた自分を、とんでもなくノスタルジックな気分にさせ、
目が少し冴えてしまいました。
とても好きです。
全巻買おかな。
満ち足りていた過去を振り返って、時間の大切さが分かると、
いずれ過去になる今の時間を、大切にしようと思えるようになります。
あーいーなー。青春って。
—
今日の一枚。
『真夏に真冬の写真を整理する vol.1』
脚本家の倉本聰さんが、
「かつては知恵を使って作っていたが、
今は知識でものを作るようになった」と
最近のテレビドラマの「質の悪さ」を嘆いていました。
(この発言自体が、番宣っぽい言い回しですけど…)
自分はテレビドラマだけではないと思います。
モノ作りとそれを取り巻く世界では、多かれ少なかれ、
この様な事態は起きています。
これだけ情報が氾濫していれば
本当に自分に必要なコトを取捨選択できない人は
考えずに「知る」だけで、あたかも「解き明かした」様な錯覚をし、
「できない」のに「できる」と勘違いしてしまいます。
そんな記事を読んだ次の日、
瀬戸で行われている、友人のグループ展にお邪魔してきました。
身近な同世代で、自分に刺激を与えてくれる
数少ないアーティスト(クリエイター)の一人です。
東京、弘前、松本など
ちょっと遠くで作品を発表していたので
なかなか機会がなかったのですが、
久しぶりに「まとまった形」として見る事ができました。
近場でやった理由を
「何か、身近な人にも見てもらいたくて…」と言っていた友人に
「あいかわらずバランスがいいなぁ….」と、嫉妬にも似た感じを抱きながらも、
いつものように、お互いの近況と、将来の事を報告し合いました。
今回は、白磁の鉢と、カップを2つ購入しました。
鉢は少し大きいので、直接工房にとりに行くね。
ティーポットもほしかったな….
試行錯誤を繰り返し、時間をかけて、さらに深く考えて、
一つの事を、ただ黙々とひたすらに突き詰めようとする姿勢は
静かに、フワリと、プレッシャーを与えてくれます。
ありがとう。
Googleマップにストリートビュー機能が追加されたとのことで早速見てみました。
ストリートビュー機能とは、Googleマップ上のとある交差点とクリックすると、その交差点のパノラマ写真が表示されるという機能です。
見てみるとすごい面白いです。
ぐるぐる360度回転させるスピードも速いし、以外にいろんな箇所の写真があります。いつの間にこんなに撮影したんだろう…
残念ながら名古屋市内はまだ対象ではないのですが、東京や大阪などでは見ることができます。自分の知っている街角を見ることができるかもしれませんので、ぜひ一度見てみてください。
最近手に取った本でO’Reillyという出版社(IT系の技術者の方にはおなじみ)が発行した「Make」という本があります。この本はアメリカで季刊誌として発行されているみたいですが、日本ではテーマごとにまとめて4冊ほど出版されています。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4873112982
内容は安価な材料や中古のパーツを利用して実用的で、しかも普通は考えないようなものを作ってしまっています。
この本に載っているような発想がアメリカ人っぽいと言うか、とにかく面白い。確かに出来上がったものはチープなものもありますが、なかなかに工夫されていて実用的なものが多いです。
こういった発想でいろいろ作ってしまったり、またそれを本にして紹介してしまうところがやはりベンチャーが育つ環境なのかなぁと思ったりします。
AppleやMicrosoft、アタリやアミーガなどアメリカのベンチャー企業の中で、こういったガレージで生まれた企業はたくさんあります。日本にはガレージのある家などほとんどない、などと言い訳のようなことを言うつもりはありませんが、どうも日本にはこういったモノをかき集めて作るような文化は見当たらないように思います。
工業製品では世界でもトップクラスの日本ですが、最近はデザインや時代をリードするインパクトのある製品が少なくなっている気がします。
みなさんもご自宅のガレージで何か作ってみてはいかがでしょうか?
まぁ、私の家にはガレージなんてないですけどね。
追伸
そういえば、近くの本屋で復刻版の電子ブロックが売っていました。
買おうかなぁ…
ご存知のとおり今週からNHKでアナログでテレビを見ている人には画面に右上に「アナログ」と表示されるようになりました。最初聞いたときはテレビが見にくくなるのかと思っていたのですが、意外に小さな文字でそれほど邪魔にはなっていないですね。
さて、テレビ放送のデジタル化はいつの間にか決まって、いつの間にか期限が迫っているようにも思えます。私自身テレビはまだブラウン管のもので、アナログ放送を見ています。これの何が不自由なんでしょうね?
もちろんアナログからデジタルになるということは、一度に送信できるデータ量が一気に増え現在よりも高画質のテレビが見られる、同時に映像以外のデータを配信できるのでその点についてもメリットがあることは十分承知しているつもりです。
でも、「アナログ」というノスタルジィを感じる言葉のモノがまたひとつ消えてしまうのは残念というか、時代の流れというか…昭和の名残り火が消えていくようです。
あ、なんか昭和生まれってだけでひどく年寄り発言になってしまった。。。
暑いですね。
もう、完っ全に夏ですね。空がやけに近いです。
会社のスタッフと昼食をとっていた時に言っていましたが、
昨日、夏の風物詩「となりのトトロ」やっていたそうです。
あの夏の風景に何らかの感情がわかない人は、
いないんじゃないでしょうか?
小嶌家では、お墓参りの時、井戸水を使うのですが、
カンタのおばあちゃんが言う
「よぉーくこぎなぁ。みーずがちべたくなるまでぇ」
という名ゼリフをいつも思い出します。
ところで、
「となりのトトロ」
「はじめ人間 ギャートルズ」
「あしたのジョー」
「ガンバの冒険」
「はだしのゲン」
「幻魔大戦」
この名作アニメの共通点ってご存知ですか?
男鹿和雄(おがかずお)さんという方が
「美術監督」、「背景」を担当された作品です。
ちなみに「トトロ」以降のジブリ作品には、
ほとんど参加されているようですね。
先日、その男鹿さんの個展に行ってきました。
混雑していましたが、とても有意義な時間でした。
ジブリアニメの魅力は色々ありますが、
とても大きなポイントになっているのが、
「空気の様なもの」まで色彩で表現している背景画にあると思います。
人が「美しい」と感じる要素は大きく分けて2つあります。
「知覚的な美」と「認知的な美」。
詳しく説明すると、かなり長くなってしまいますので、簡単に言うと、
「パッと見た時に感じる美しさ」と
「理解や解釈、感情移入することで得られる美しさ」です。
前者はともかく、後者(人の生き方は様々だから)まで幅広い人たちと
感動を共有(しかも相当高いレベルで)できるのは、なぜなんでしょうか?
なんとなく答えは出ていますが、
まだまだ奥が深いですね。
「おかあさーん、足が疲れたぁ…」
「ねぇ。トトロまだなのぉ」
「ほぉーら見てトトロの絵だよぉ(子供は無反応)」
この作品展は、子供たちには早いかな。
ここは大人が楽しむ場所ですから。
映像で見たより美しい作品もたくさんありますよ。
—
今日の一枚。
木陰も暑い…
先日、母親と祖母の誕生日でした。
(2人は誕生日が1日違いです)
母は還暦になり、祖母は数えで90歳です。
今でも毎日、畑に通っています。
(大正生まれ 恐るべしです!)
僕なんてまだ祖母の1/3しか生きてないんですね。
まだまだ若輩者です。
うちの祖母を見ていると長生きの秘訣は
何でもよく食べ、よく休み、早寝早起き
これが一番じゃないかなーと思います。
曾婆ちゃん(祖母の母)も103歳まで生きたので、
ぜひその記録を抜いてほしいです。
まぁ 大して誕生日会なんてものはしなかったですが
2人と顔を合わせて夕飯を食べていて、
中山家も結構な高齢化世帯になったなぁと
つくづく思いました。
久々のblog再開です。
この日を心待ちにしていた方も
まったく気にしていなかった方も
そもそもblogなんてあったのという方も
とにかくお久しぶりです。
これからは定期的に更新していくので
よろしくお願いします。
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先日、自宅に木(ヒメシャラ)を植えました。
というのも実は我が家は、昨年 自宅を新築したばかり!
バリバリの35年ローン住宅なのです。
(35年長いなー、僕の今までの人生より長いです。)
で駐車場のところに花壇的なスペースを
作っていただいていたのですが、
まったく手をつけておらず
あれよあれよと1年が過ぎてしまいました。
やっぱり家に緑があると違います。
なんか絵的によくなりました。
僕は自分で植えたので愛着もわいて
毎朝、その木を見てから出勤するのが
日課になりました。なんか気持ちいいです。
今日も一日がんばろうという気持ちにさせてくれます。
まだスペースに余裕があるので
今後も何か植えて生きたいと思います。
この木が倍ぐらいの大きさになっているころには
ローンを完済したいですね。
このオフィスに引っ越して以来、
24時間営業している近くの大型スーパーには
私はもちろんのこと、
最近、お菓子によるカロリー摂取が再開した桑原社長や
冬眠前の動物のように、食糧を買いため、
小麦の値上げの影響を社内一受けている小倉さん、
新商品に対して常にアンテナを張り、
弊社にせんべいブームをもたらした、敏腕仕掛け人こと中山さん含め
スタッフ全員、いつも助けられています。
このスーパーには、
名目として「お買い物商品の少ない方」が利用する
「セルフレジ(自分でレジを打つ)」というものがあり、
私も幼少時代の「お店屋さんごっこ」のような感覚で利用し、
今では、見られても恥ずかしくないぐらいにまで上達しました。
先日の週に一度の火曜特売の日、
かなり混んでいた店内で、そそくさと買い物を済ませた私は、
どのレジも行列ですし、買い物点数が少ないので
当たり前のように「セルフレジ」へ向かいました。
3、4人並んでいる列の最後尾からレジを見ると、そこには、
マダムと大マダム、それに黄色の台(背が足りないので)に乗って
とても楽しそうにレジを通しているお子さん、3人がレジを囲んでいて
「ワー!、じょうず! じょうずぅ!」と
それはそれは微笑ましい光景でした。
購入している商品の量に気付き(カゴ山盛り2杯分ぐらい)、
永遠に続くのでは?と思うほど繰り返す様子を見るまでは。
列がグングン伸び、ザワザワしている待機組など、おかまいなしです。
(4台ある内の、もう一台にも結構な量を買われている方が…)
お子さんの社会勉強は、とても大切だとは思うのですが…
もう少し、空気を読んでいただけるとありがたいな、と。
会社(大学)の敷地内はいろいろな方が通ります。
近くの幼稚園の子、犬の散歩をしている方、
キャッチボールをしている親子、
買い物帰りのショートカット狙いのおばさま方。
自由でいいですね!
「とこしえ」
意味:変わらずにいつまでも続く・こと(さま)。とこしなえ。えいきゅう。
—
日本を代表する前衛芸術家であり、ウォーホールにも影響を与えた
草間彌生さんのドキョメンタリー映画 『≒草間彌生〜わたし大好き〜』
を拝見してきました。
今日は最終日で、夜は予定が入っていたため
わがままを言って、昼過ぎに少し時間をもらうことにしました。
この辺の会社の柔軟さは本当にありがたいです。
正直言うと、自分は草間さんの作品の中で「なじめない作品」もあります。
それでも、2004年に六本木ヒルズの森美術館で行われた
来場者数52万人を超えたといわれる『クサマトリックス』の
見る人の視覚全体を覆う、息苦しいほどのインスタレーションや、
「わら」の匂いがする、無垢なイメージ空間の先にある
「少女たち!青春がやってくるらしい」(ご自身の少女時代の不幸と照らし合わせて)
という言葉を目にした時の感動は、今でも鮮明に残っています。
お世話になった方のおかげで、同時開催されていた「六本木クロッシング」の
オープニングレセプションにも参加でき、会場の奥で座っている草間さんは、
とんでもなくサイケデリックなオーラを放ち、まさに「前衛の女王」といった感じでした。
そんな草間さんを1年半記録した貴重な映像。
真っ白なF100号キャンパス(160×130cm)に
モノクロの新作「愛はとこしえ」シリーズを描く様子を
(ほぼ)定点観測した制作過程のシーンは非常に興味深く、
何の抵抗もなく「私は天才」と言い放ち
ご自身の作品を見て「わぁ素敵ぃ!」と連呼する作品への自信とは裏腹に
作品が紹介、論評されている記事には、ちゃんと目を通す「キュートな素直さ」には、
ともすれば「アートの神話」を振りかざす、
「アーティストもどき」とはまるで次元が違うことが分かります。
カメラマンの「どうしてもテープに収める」という強い意志や
松本さんの、ちょっといじわるな問いかけも、
微妙な緊張感が生まれ、とても良かったと思います。
大変貴重な瞬間を見ることができました。
あの創作への「欲求」は見習わなくてはいけません。