この業界では“Web2.0”という単語が流行っています。
しかしながら私は「Web2.0って何ぞや?」と思わざるを得ないのです。
この言葉は、コンピュータの技術系の本で有名なオライリーの創立者であるティム・オライリーが提唱したものです。本来の用途?はWebの使われ方の変化の総称、すなわち情報を発信するのが目的だったWebが、送り手と受け手の双方が情報を発信しあって進化していくものになることだと私は理解しています。
それにオライリー自身はこのWebの変化が大事な事で、この言葉自体にはさほど意味がないとも語っています。
ですが、今の業界の使われ方はいささかこの言葉の定義とはずれたものになっているような気がしてなりません。とりあえず「Web2.0」とか言っておいてクライアントになんとなくWebの過大な重要性をちらつかせて、やってる事は少し見た目がきれいになった“ホームページ”を作ってるだけという感じで。
オライリーが言ったように“Web2.0”という言葉自体に意味がないものだとすれば、今の“Web2.0”バブルとも言えるような言葉の独り歩きはまたいつかはじけてしまうのではないのかとも思います。
弊社としてはそういった言葉だけにとらわれることなく、常に本質を見極めていきたいなぁと思います。
そんなわけで、私も俺2.0としてがんばっていきたいと思います。